屋根材に使われるガルバリウム鋼板とは?メリットとデメリットをご紹介します!

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屋根材に使われるガルバリウム鋼板とは?メリットとデメリットをご紹介します!

ガルバリウム鋼板は、近年戸建て住宅や工場など多くの建築物に使用されている屋根材及び外壁材です。

今回は、ガルバリウム鋼板がどんな建材であるかということと、メリット・デメリットについてご紹介します。

□屋根材としてよく用いられるガルバリウム鋼板とは?

そもそもガルバリウム鋼板とは、アルミニウム亜鉛合金めっき鋼板のことです。簡単にイメージすると昔の「カラートタン」よりも耐久性が向上した素材になります。
この鋼板は、アルミニウム55パーセント、亜鉛43.4パーセント、珪素(Si)1.6パーセントから形成されています。
耐熱性耐久性加工性に優れていることから、住宅・事務所・工場などの建築物に使用されています。
そして、デザイン性が高いことから、住宅の外装材としても多く使用されています。

屋根材に使用されている例
外壁材に使用されている例

□ガルバリウム屋根のメリットとデメリットを紹介!

ガルバリウム屋根には、4つのメリットがあります

1. 耐震性が高い
ガルバリウム屋根は、スレート屋根と比べると5分の1、瓦屋根に比べると20分の1のように軽量であり、屋根の重量が軽くなることで、地震の揺れに強くなります。
そのため、耐震性の高い屋根材と言えます。

2.防水性が高い
金属であるガルバリウム鋼板は、雨水などを吸収しません。
凍害による劣化や雨水を通すことが無いため、雨漏りの心配がありません。

3.傾斜の緩い屋根にできる
スレートや瓦を使用した屋根では、水はけが悪いため、3/10勾配以上(約11.3度)の角度で施工しなければなりません。

しかし、ガルバリウム鋼板は吸収性がなく表面がなめらかであり、水はけが良いことから、1/10勾配以上(約3度)からの施工が可能です。

4.カバー工法が可能になる
薄い金属板であるガルバリウム鋼板は、リフォームに最適です。例えば屋根リフォームの場合、既存屋根材を撤去せずにその上にガルバリウム鋼板を施工することが可能です。その為、葺き替えよりも安価で工事期間も短縮されます。

次に2つのデメリットについて紹介します

1.断熱性が低い
耐熱性、耐久性、防水性が高いガルバリウム鋼板ですが、金属であるため、単体では断熱性が低いです。
断熱性能を補うために、屋根を白に近い明度の高い色を選んだり、遮熱塗料を使用したりすることで対策を取る必要があります。

2.遮音性が低い
ガルバリウム鋼板は薄いため、単体で使うと雨音が室内に伝わりやすくなります。
そのため、鋼板の裏に断熱を兼ねた制振材が貼られている製品を選ぶことをオススメします。

□まとめ

雨漏り防止や耐震性、リフォーム施工性の高さを兼ね備えているガルバリウム鋼板ですが、断熱性や遮音性が低いというデメリットも把握しておく必要があります。
快適に過ごせる空間をつくりあげるためにも、他の屋根材と比較をしてデザインや価格、機能性を総合的に判断することをお勧めします。

安心工房では、ガルバリウム鋼板のカバー工法や塗装などのリフォーム工事全般を承っておりますのでご興味のある方は気軽にご相談ください(^^)