記本耳鼻咽喉科クリニック様③ コーキング打ち替え・タイル浮き部 補修工事
【外壁塗装改修工事を行っている記本耳鼻咽喉科クリニック様の作業内容をご紹介いたします】
≪コーキング打ち替え(塗装面)≫
外壁材の目地(継ぎ目)や窓サッシ廻りには、主に雨水の侵入を防ぐためにコーキング材が充鎮されています。
外壁塗装と同じようにコーキング材も経年劣化しますので、新しく打ち替える必要があります。
まずは塗装を行う範囲の古いコーキング材をカッターなどで全て撤去します。
1.コーキング撤去
バルコニー側の庇です。アルミパネルの継ぎ目(ジョイント)にコーキング材が充填されていました。こちらは古いコーキング材を剥がす作業の際、内部に溜まっていた雨水が流出してきましたので、雨天の時は破断したコーキングの隙間から雨水が侵入していたと思われます(^^;)
2.プライマー塗布
コーキング材の撤去後、マスキングテープを貼って密着性を向上させる“プライマー”を刷毛で塗布します。塗装で例えると「下塗り」の工程になりますので必ず塗布しておく必要があります👆
3.コーキング充填、ヘラ仕上げ
続いて、建物を雨水から保護する為の防水機能として重要なコーキング材を充鎮し、ヘラ等でならして仕上げていきます。
≪after≫
塗装する範囲のコーキング打ち替え作業が完了しました(^^)
使用材料は塗装前のコーキング打ち替えに最適な「ノンブリードタイプ」の変成シリコンシーリング材を使用しました。ノンブリードは塗装後にコーキング部分が黒く汚染する(汚れる)現象を抑制する種類になります👆
≪コーキング打ち替え(タイル面)≫
続いても建物のコーキング打ち替え工事になりますが、こちらは磁器タイル面の目地や窓サッシ廻りです。
磁器タイル面は外壁塗装を行いませんのでコーキング工事を行って完了となります。(通常タイル面は塗装の必要性がありませんので塗装メンテナンスはしません)
1.コーキング撤去
2.プライマー塗布
3.コーキング充填、ヘラ仕上げ
≪after≫
磁器タイル面のコーキング打ち替え作業が完了しました(^^)
≪タイル浮き部 補修工事(アンカーピンニング工法)≫
※タイル壁の調査写真になります。
一部、「爆裂」と言ってタイル自体の欠損・欠落が見つかりましたので他にもタイル浮きが無いか“打診棒”を使って全体的な調査を行いました。
やはり目視では発見できないようなタイルの浮きを複数個所確認しましたので、足場を組立している間に工事を行うほうがコスト的にも良いとの事で協議をさせていただき、タイル浮き部の補修工事を行うことになりました。
(タイルの浮きを長年放置していると雨水が侵入し、タイルの欠損・欠落や雨漏りに繋がってしまう可能性もあります)
外壁調査は全面をくまなく確認し、タイルの浮きが確認されて場所は“マーキング”を行います👆
タイル浮き箇所は大小含めて計64ヶ所にも及びました。
この際、しっかりと修繕を行いまして建物を長く安心して使っていただけるようにお手伝いをさせていただきます<m(__)m>
≪タイル浮き部 補修≫
タイルの改修方法は、「アンカーピンニング工法」といって、ステンレスピンの挿入やエポキシ樹脂を注入して外壁やタイルの剝落を防止するために浮き部の躯体を強力に接着、固定させる工法になります。
大規模なマンションや公共工事にも採用されていますので、安心できる実績のある工法になります👆
1.タイル穿孔
2.エポキシ樹脂注入
3.ステンレスピン挿入
4.タイル目地復旧・清掃
≪after≫
気になる補修跡はマスキングテープを剥がすとほとんど分かりませんので、元の状態と変わりません(^^)
タイルを撤去して貼り替えすると大掛かりな工事になり、膨大な費用が発生しますが、そうなってしまう前に対策を講じることでトータルコストも抑えることが可能になります👆