【外壁塗装工事を行っている石井町石井S様邸の作業内容をご紹介します】 S様邸では、屋根塗装に入る前に修繕工事を行いました。 これは屋根の棟瓦(むねがわら)と呼ばれる部分になります。棟瓦の下を開けてみると…これは!!??大変なことになっています。一般的には、このような部分にコンパネ(合板)を使う事は無いのですが、写真のような工法になっていました。雨水を含んでバラバラの状態です。(*稀にですがメーカーの家は目を疑うような工法で仕上げられている事もあります・・・) 棟瓦を止めている(固定)釘は役目を果たしておらず、屋根の上に“棟瓦が置いてあるだけ”の状態です。今まで台風などの強風によって飛ばされていないことが不思議なぐらいです💦 釘が通っていた穴には防水処理などは一切行われておらず、棟瓦の裏側には雨水が浸入していたと思われる雨の通り道ができていました。今後このような事態が起こらないように対策を考えて修繕工事を進めていきます。 屋根修繕工事が始まりました。施工業者は、いつもお世話になっている屋根屋さんに依頼をしています。材料を屋根まで大量に上げる必要がありますので、専用の荷揚げ機を使用します。 今回の工事ではコンパネのように腐食する可能性のある材料は使用しません。現在の新築の屋根工事に多く使われている「シルガード(南蛮しっくい)」という材料です。昔で言う赤土と漆喰(しっくい)が一体化した物です。 まずは棟瓦を外して、既存のコンパネと防水テープを全撤去していきます。※棟瓦は再利用します 1階と2階の両方に屋根があるので結構な作業になります。(*写真は2階) 撤去後です。棟瓦の下は、このように瓦と瓦がぶつかり合う部分なので新築時に瓦を斜めに切断しています。隙間から虫の触覚のように線がでていますが、これは棟瓦を固定するための銅線を設置しています。 銅線が設置できたら防水処理の為に「シルガード」を置いていきます。 シルガードが固まる前に棟瓦を置いて・・・ 銅線で結んで1枚1枚固定します。 銅線を通した穴もコーキング材を充填し防水処理を行っています。 1階屋根も工事が完了しました。 工事が終わったので屋根全体を確認していると、私から何もお願いしていないにも関わらず、ヒビが入っていた瓦を交換してくれていました。さすがです👆こういうちょっとした心遣いが信頼を高めますよね。 屋根修繕工事は3日間の作業となりました(職人1~2名)。屋根屋さん大変お世話になりました。